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歯についての動画

保険診療と自費診療

保険診療と自費診療の説明

保険診療とは、誰もが平等な治療が受けられるように考えられた

とても良いシステムです。

しかし国の財政上、限られた材料・方法での治療しか認められていないため、最良な治療が出来ないことがあります。

現在の保険診療制度は、

歯科医療の進歩から約50年遅れているといわれています。
(新しい歯科治療を保険診療に入れることが後回しにされてきたことも原因の1つです)
銀歯やプラスティック製の前歯は、

日本を除く先進国の中ではほとんど見られない治療法となっています。

「とりあえず噛める」「とりあえず痛みをとる」という治療は、

しだいに受け入れられなくなってきています。
より健康で、元気に、美しく、質の高い生活を営みたいという

余裕が現在の日本には生まれてきているのかもしれません。

自費診療とは、贅沢な治療というイメージもありますが、

見た目だけではなく、歯の強度やかみ合わせのバランスを考えて

精密に作製するため、歯を大切にし、再治療も少ない方法で治療が行えます。 
当医院では患者様は「知る権利」

我々は「説明する義務」があるという考えのもと、

治療法がいくつかある場合は説明を行い、

患者様の選択肢が増えるよう心がけています。

 

保険診療 歯と同じ色(白い材料)

つめるタイプとしては、一般的にコンポジットレジンを使用します。

いわゆる合成樹脂で、歯への接着力・材質の進歩がめざましいですが、

経年的な色の変化は避けられず、大きな詰め物にはむきません。

主に前歯の詰め物や、奥歯の部分的な詰め物として、使用します。

 

覆うタイプとしては、硬質レジンを使用します。

自然感(歯らしい透明感)、強度、変質性(茶褐色になり、磨耗する)の点では、

せとものに劣ります。

天然歯に近い色合いや、透明感を出すのが難しく、

不自然な感じになりやすいのが、大きな欠点です。

又、その強度上の欠点ゆえ、奥歯の噛み合わせの面には、

一般的にはレジンは使用せず金属色となります。

 

自費診療 歯と同じ色(白い材料)

せともの(セラミック、ポーセレン)は、保険適用外の材料です。

現在、天然歯に近い審美的な材料として最も優れた物と言えます。

当院で扱う物には、材質、製作方法により、何種類かあります。

メタルボンド
金属の上に、せとものを焼き付けて製作するもので、
従来からある一般的なものです。
強度が必要となるブリッジや奥歯でも、これを用います。
個々の症例により、金属の種類を使い分けます。
オールセラミック
 セラミックインゴットを使用することで、強度に優れ、
金属を裏打ちに使用しないことで、明度の高い審美性に優れた物ができます。審美性の要求される前歯や、奥歯の部分金属の代わりに使用します。
(商品名 エンプレス)又、近年金属と同等の強度を有する
セラミックの登場により、ブリッジなどへの活用の範囲が広がり、
より安心して使える症例が増えています。(商品名 セルコン ジルコニア)

 

保険診療 金属材料(銀歯、金歯)

保険適用の金銀パラジウム合金(金 12%含有)を使用します。

見た目としては、いわゆる銀歯です。

歯の内側につめる物、外側を覆う物や、

何本かの歯を土台としてつなげた物(ブリッジ)を作るのに使います。

一般的使用には耐えますが、材質としての安定、強度、

鋳造性(歯への適合性に影響してくる)などの点で、貴金属合金に劣ります。

自費診療 金属材料(銀歯、金歯)

見た目としては、いわゆる金歯(白金を含むと淡黄色)です。

口腔内で、材質としての安定(変質せず、生体への親和性に富み、

味覚障害をおこさない)、強度、鋳造性などの点で、

最も優れているのが、この貴金属合金です。

20K(金83%含有)合金や、白金加金(金の含有率は同等で

白金を数%含む)などを用います。

保険診療 ブリッジ(橋渡し装置)

ブリッジ(何本かの歯を土台として、橋渡しにしてつないだ物)は、

その欠損の形態(どの歯があって、どの歯がないか)によって、

保険適用可能か否かが、決まってきます。

保険適用内の場合、規定金属である金銀パラジウム合金(銀歯)を使用します。前歯では、外側の見える部分に、硬質レジン(合成樹脂)を貼り付けます。

自費診療 ブリッジ(橋渡し装置)

欠損形態が、保険適用外の場合や、保険適用可であっても

材料を適用外の物(貴金属やせともの)を用いる場合は、

ブリッジ1装置全体として、自費診療になります。

より歯の色合いに近い審美的な物や、材質的な安定、

強度のある物を求めると、自費診療になります。

保険診療 部分入れ歯(部分床義歯)

部分床義歯(何本か歯が残っていて、部分的に入れる入れ歯のこと)を、保険適用範囲で製作しようと思うと、その制約上、機能的、審美的、強度的な面や、残っている歯への為害性などの点で、一般的には、満足できる物を作るのは、難しいと考えています。

ただし、その方の口の中の状況によっては、自費診療の義歯でも、あまりメリット(得な点)がない場合もありますので、保険適用義歯をお勧めすることもあります。(レジン床義歯)


自費診療 部分入れ歯(部分床義歯)

部分床義歯を保険の制約にとらわれず考えると、いろいろなタイプの物が製作できます。コバルトクロム合金、チタン合金、金合金などの金属を使用することにより、強度を上げ異物感を減らしたり(金属床義歯)、特殊な装置(二重冠維持装置磁石維持装置スタビアイジングアーム設置各種アタッチメント義歯など)を使い、残っている歯に少しでも負担をかけないようにしたり、噛む効率を上げたり、見た目を考慮した義歯を製作することができます。

保険診療 総入れ歯(総義歯)

総義歯を保険で製作すると、レジンという合成樹脂で床と人工歯を作ることになります。(レジン床義歯)強度に劣ることと、特に上顎の総義歯の場合、口の中の天井部に張り付く部分が厚く、違和感が強く食感に劣るという欠点があります。

自費診療 総入れ歯(総義歯)

総義歯を保険適用外で製作すると、コバルトクロム合金チタン合金金合金などで床を作り、硬質レジンやせとものを人工歯に利用します。(金属床義歯)義歯の強度が上がり、床部分が薄くなって、金属は熱を伝えやすいため、より食感も良く、違和感の少ない義歯を作ることができます。